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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます





し『可愛いから照れるのは分かりますが
本人自分のこと可愛いって思ってないんですよ?』

実『…知ってんだよそんな事……。』



彼女は彼に可愛いと言われたいそれだけ。

けれど自分は可愛くないから
せめて行動で示して気を引こうとして
頃合も分からずに不器用な攻撃をしかける。

彼の言うように本当にそれを知っていたら
恐らく彼の思っている苛立ちは消えるのだが
どうにも向き合うつもりは無いようだ。



し『私は弟子の中なら宇髄さん派ですから
助言はここまでにしておきます。
せいぜい取られないように頑張って下さい。
余裕こいてると、すぐ距離詰められますよ?』



だからこの男よりも天元を応援したくなるのだ。

きっと彼はしっかりとそれを理解していて
を泣かせるなど絶対にしない。

自分が好かれているからとかまけて
何も気が付かないで戸惑うだけのこの男は
確かに優しいが 余裕 があるから
そこまで突き詰める事をしないのだろう。




実『…ちっ。…余裕何てねェよ。』

し『で、結局追いかけないんですねぇ。
………やっぱり余裕じゃないですか。』

実『るせぇな…………。今追いかけても
宇髄を慰めてるとこ見たらまた怒鳴っちまう。
……どうしたらいいか俺には分かんねェんだよ。』


かまけて居ると思っていたが
どうやら怒鳴ってしまうことに対して
本人も焦っている様だ。

その顔はまた拗ねた様に口を尖らせていて
なるほどコレがの言っていた
とてもグッとくる ”不器用な差異 ” なのかと
うっかり分かってしまえば

この男も結局はが大切なのだと
嫌でも理解してしまい怒る気も失せてしまった。

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