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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます





宇『俺、自分が派手に可哀想だァァァッッ!!』

「て、天元っっ!良かったじゃない!!
凄くかっこいい型だったよ?名前とか決めよ?」


褒められたのは嬉しい……。
唐突に出来てしまったので名前もない。

だが一つだけ分かることはある。
この技の原動力は明らかに奴への怒りだった。



宇『不死川への怒り。』
「………そ、それはやめとこ?ね?」



本当に恨めしそうな声で言うものだから
ヒクヒクと頬をひきつらせては
何とかそれをやんわりと否定してやる。

毎度それを叫んで型を放つなど
いや……面白いが皆困惑するだろう。



杏『うまいっっ!うまいっっ!うまぁいっっ!』

実『本当にうるせぇッッ!!黙って食えェッッ!!
…………。てか焼けてんのかァ?早いな……。』



そんな微妙にきまずい会話の中にも
芋が大層美味いらしい杏寿郎の声は
元気よく響いてきて思わずため息が出る。

もういいかと天元はゴロンと寝そべって
空を見上げながらうわ言のように喋り出す。




宇『………へのド派手な愛。』
「そ、それは…嬉しいけど恥ずかしなぁ…。」

宇『俺の愛は受け取れないのか……?』
「ね…………。と、とりあえずお魚焼こ?」

宇『俺が今焼いてんのは派手なヤキモチだ。』

「…て…天元、どうしたの?お願い落ち着いて?
色々頑張ったね。ごめんね気が付かなくて。」

宇『魚も胡蝶と一緒にこんなに取ったんだぞ。
俺はちゃんと脇目を降らずに頑張ってんだ。』

「ちゃんと知ってるよ。…あぁ!!泣かないで。」


おどけたように喋っていたが
やっぱりどうにも納得がいかない
少しばかり謎の涙だまで瞳に溜まってきた。


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