【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
「ほらッッ!!私を揶揄ってるんじゃないっ!」
は自分が可愛いとは思っていない。
けれど好きだと言うのならば
少し位はそう思ってくれても…と
期待しているのだろう。女性なら当たり前の欲だ。
本来可愛さや綺麗さで勝ち目は無いのは充分承知。
だからこそ、それでカナエを嫌いになるなど
そんなことは絶対にありえないが
自分の事を好きだと抜かしている癖に
そんな事をわざわざ口に出して言うなど
もう揶揄いにしか思えない。
その証拠にカナエを褒めてから
1度も自分を可愛い等とは言ってくれない。
阿呆らしいし、わがままなのは分かっているが
どうしても不安だからは何とか
そう言って貰えるように頑張っているのだ。
だから必死に伝えているつもりだが
生憎実弥はポカンと口を開けて固まっている。
実『…いや…えぇ。面倒クセェ………。』
やっと言い放ったのはそんな台詞。
彼は何を求められているのか分からないのだろう。
ただ一言 お前の方が可愛い と
普段思っている事を言えばいいだけなのだが
その答えにたどり着かない鈍い男は
最早、目の前の涙の意味も分からなくなってきた。