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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます





「天元を無理矢理引っ張ってきたから
私は絶対に死ねないって思ったんだ。」



理不尽で冷たい世界のせいで
本当の自分を閉じ込めていた天元は
少しだけ昔の自分に似ていた。

逃げ出せず、自分の力にも疑問を感じ
本当はしたい生き方を理不尽に踏みつけられる。

私はそれが見ていられなくて
生まれて初めて自分から人を救おうと
周りのことも考えずに感情で動いた。

気づいた時にはもう手を引いて
無理矢理暗い世界から引きずり出した。

今考えると随分と自分勝手だと思う。

それでも着いてきてくれた天元は
自分勝手な私にも感謝なんてするものだから

私は彼の全てを半分背負ってでも
その優しさにお礼をしたいと思い
その為にも私は死なないんだ。と心に誓った。

必死で大切なものの為に生きようとする
優しい彼を見てその素晴らしさを学んだんだ。


”強さには意味は無いけれど、
守るものが強さの意味になるんだよ。”

といういつか言われた柚樹の言葉の意味が
やっと分かったのはこの時だった。

だから天元には変わらずに
大切なものの為に必死に生きる
そんな優しさを貫き通して欲しいんだ。

その為なら私は絶対に生きて寄り添うから。

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