【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
「耀哉を見て本当の決意の恐さを知った。」
優しく微笑む彼は壊れ物の様に私の頭を撫でた。
それが酷く不安気に見えて
私は絶対に壊れない。などと戯言を言った。
不安気に見えたその顔は変わらず微笑んでいて
私の戯言すら大切な気持ちだから
信じるから、安心しろ。と言葉にせず伝えられた。
この人は恐ろしいほど心の強い人だと
私はその時に何故だかにそう感じたんだ。
会話をしてみるとソレは確信に変わり
こんなに強い人はいつ気を抜くのかと
また余計なお節介を考えてしまい
私は道化のように笑うが彼は変わらない。
いつでも心に強すぎる決意を持っている彼は
御館様と耀哉と言う人物を切り離して
耀哉を殺してしまうほどに本当に強い人だった。
自分を殺して鬼滅のみに己を捧げる。
強すぎるそんな決意をまじまじと感じた私は
無理矢理にでも寄り添って
耀哉 を思い出させてあげないと
この人は本当に自分を消し去ってしまう。
そう思って怖くなり必死に彼に寄り添った。
私はその時に決意の恐ろしさも同時に知ったのだ。
優しくて少し意地悪な青年らしい 耀哉 が
使命に殺されるなんて嫌だと思ったの。
「可愛いしのぶと友達になって
絶対に離さないって思うくらい嬉しかったな。」
今まで友達という存在は欲しかったが
正直自分から避けて通って来た。
勝手な理由で嫌われる事もしばしば、
恋愛的な好意をもたれてめんどくさいことも多い。
嫌とは思わないが、正直無駄だとは思っていた。
だから私には普通の友達なんて出来ないんだと
経験からの諦めもあったのかもしれない。
けれどしのぶは 私はを嫌うやつは馬鹿だと
当たり前の様に罵ってからニコリと笑った。
その笑顔に心の壁が簡単に壊れてしまい
彼女と友達になれたらなんて素敵だろうと
何故だか胸がとても高鳴った。
そしてしのぶは
随分すんなりと私の初めての友達になった。
こんな素敵な友達を離してやるもんか。
私にはそんな自分勝手なエゴが芽生えた。
どんな面倒事もこの笑顔の為なら
なんでも出来るなんてそんな風におもったんだ。