【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
日が暮れるまでは鬼の山でも鬼は出ない。
これから始まる怒涛の修行の前に
少しばかり自然と肉体美を満喫した一行は
この後何とか昼食の魚を頬張ることができた。
「うん!おいひぃっ!!」
し『臭みがなくて本当に美味しいですね。
こんな採れたて初めて食べましたっ!!』
宇『確かに市場の魚より断然うめぇな。』
杏『美味いっ!美味いっ!!美味いっ!!』
実『確かにうめぇけど、煉獄がうるせェ…。』
杏『美味いものを美味いと言って何が悪い!』
実『悪くねェけど、声がでけェってんだよ!!』
宇『……なぁ、お前ら骨は?
いいか?魚を食うと派手にこうなるんだぞ?』
天元は美味しそうに魚を頬張る女2人を
微笑ましく見てから
また喧嘩が始まりそうな男2人に目をやると
魚の頭から食いつき骨まで_バリバリ。と
咀嚼する様子にお前らは野生児かと
少しばかり目を見開らく。
そして太い骨と頭の残った
自分の食べた終えた魚を見つめてから
これが普通だぞ?と見せてやると
実弥と杏寿郎はポカン。と呆けた顔をした。
実『アァ?…骨も食うんだよ。何言ってんだァ?』
杏『見ろ!!も骨など無いぞっ!!』
し『……あ、あら?ホントですね。』
宇『…行儀よく食ってたから
派手に気が付かなかった……。』
「骨も栄養いっぱいだからねっ!!」
杏寿郎の言葉に目線をズラせばも
何気なく骨まで___ペロリ。と完食していて
普通に食べていた しのぶ と天元は
自分達がおかしいのか?と顔を見合わせてから
とりあえず残った骨にかぶりついてみる。
宇『何とか食えるが。地味に美味くねぇな。』
し『んっ……駄目…。口が痛いです……。』
実『はっ!鍛え方が足んねェんだよっ!!』
杏『寧ろ骨を避ける方が面倒だろうッッ!!』
「慣れれば美味しく感じてくるよっ!!」
宇『いや……俺はこのまま残すからいい。』
し『……わ、私もそうします。』
それぞれの暴論に、やっぱり自分達は
普通の感覚だったと再認識してから
そっと魚の骨を土に埋める天元としのぶであった。