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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます




「……実弥。何事も癖になると
自然とそれに頼ってしまう様になるの。
だからソレはせめて基礎が出来るように
なってから使ってくれないかな?」

実『………わかった。使わねェよ。』



基礎が出来てから。そう言われてしまえば
もう何も言い返すことができない。

少しズルい様だが比較的自傷的な実弥の癖を
少しでも治すためにはこう言うしかないのだ。

実弥の稀血はあくまでも1番大切な時の秘策にしたい。

それを秘策として使用する為には
例え実弥に嫌われたとしても
厳しく教えなくてはいけないのだ。

どんなに仲が良くてもは実弥の師範。

その事実は、大きな責任が付き纏っていて
辛くても貫くべきところは貫かなくてはならない。



「……じゃあこの話は終わりっ!!」



今は理不尽に感じるかもしれないが
いつかきっと本当の意味を分かってくれる。

はそう信じて__パンパン。と
景気よく手を叩いてからニコリと皆に笑いかける。


「最後にコレ。
………絶対に肌身離さず持っていること。」



そう言いながら4人に揃いの竹笛を渡す。

もしも危険があった場合に
自分が駆けつけられる様に用意していたのだ。



「最近上弦の鬼がやたらと活発に動いてる。
もしも何かあれば直ぐにコレを吹いてね。」

し『上弦の鬼が出るのかも…という事ですか?』

「正直その可能性は低いけど
用心に越したことはない。」

杏『この山には”それなり”の鬼しか居ないと
そう聞いていたのだが………違うのか?』


「私が最終選別の時も異形の鬼が混ざってた。
……いい?相手との力量を測り違える事だけは
決してないようにしてね。」


その忠告との真剣な瞳に
少し喉を鳴らして全員静かに頷いた。


「……とりあえず拠点を決めよう。
さっ!!鬼の山に入るよっ!!!」

実 し 宇 杏『『 はいっ!! 』』


こうして一行はやっと藤の花の暖簾を超えて
異様な雰囲気の漂う山へと足を踏み入れた。


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