【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第24章 時は止まらず動き出す
し『……そういう所は、男性的なんですね。』
柚『だから、男性的じゃなくて男性なんだよ。
君に好意を持たれて嬉しくないわけが無い。
僕だって楽しめるなら楽しむさ、頑張ってね。』
し『ものっ凄い、自分勝手ですね……。
さっきは迷惑だっていったじゃないですか。』
柚『君だって顔を赤くさせるだけといって
確実に僕を仕留めるつもりだろう?
その目はそういう目だ。嫌いじゃないよ。』
どうやら自分達は少しばかり似ているらしい。
腹の中を探るようなお互いの笑顔は
どうにも親近感が湧いてくる。
し『……柚樹さんは性悪な猫みたいですね。』
柚『しのぶちゃんも可愛い猫みたいだよ?』
いつかの例え話を思い出して
そんな事を言い合えば何となく
身体が軽くなる。
少しばかりお互い楽しんだ。
おかげで不安も少し和らいだ。
3人が帰ってくるまで自分達も頑張ろう。
柚『さ、続きだ。
そろそろ追加の血液をもって杏寿郎君が
帰ってくる。受け取りの準備をしようか。』
し『はい、わかりましたっ!!』
こうやってしのぶの初恋は
不安と葛藤の中、静かに始まった。