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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第24章 時は止まらず動き出す





柚『僕が女っぽい顔をとても気にしているの
誰にも内緒だよ?…それこそ女々しいから。』

し『…わ………分かりました。』

柚『僕も少し疲れたみたいだ。気が緩んで
うっかりバレちゃったよ。一息入れようか。』

し『…………な、…あ……。』



しのぶの赤い顔を見て満足したのか、
指先を唇から離して椅子に座ってお茶を呑む。

その顔は気分良さそうに笑っていて
まるで気まぐれな性悪猫のようだ。


柚『どうしたんだい?しのぶちゃんおいで。』


立ち尽くすしのぶに
ちょいちょいと手招きをしながら
何食わぬ顔で横へと誘う。この男、余裕しかない。

何故かしのぶはそれを見て異様に燃え上がった。

彼女はとても負けず嫌いなのだ。

ここまで純粋な気持ちを揶揄われて
飄々とされるなど、まるで負け……。

そんなのはいくら素敵な柚樹でも御免被る。



し『(絶対にこの人の顔を赤くさせてやる。)』

柚『あ、あれ?揶揄いすぎたかな?
し、しのぶちゃん?…お、おーい。』

し『……。(着実に…ゆっくり仕留めてやる。)』

柚『………ごめんね?う、うーん。おーい。』



メラメラと燃え上がるしのぶに
流石に不味いと少しばかり柚樹が焦ると

しのぶは目を一瞬閉じてから
にっこりとそれは優しく微笑んだ。

その笑みは柚樹のよくやるあの
男性が苦手なアレであり威圧感が凄まじい。

そして柚樹も例外なく男性だ、
やはりどうにもそれには逆らえないらしい。


し『……ふふっ、お茶。飲みましょうか。』
柚『……………あ、あぁ。そうしようね。』


そう言いながら少したじろいだ柚樹の
横にちょこんと座って顔を覗き込む。

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