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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第24章 時は止まらず動き出す




し『柚樹さんっ!!』

柚『あ、あれ。気が付かなかった。
…お茶、零れちゃうよ?どうしたんだい?』


しのぶが駆け寄ると直ぐにクスクスと笑い
そっと手に持っていた零れそうなお茶を
取り上げて__よしよし。と頭を撫でる。



し『……あ、す、すいません。
あまりにも綺麗だったので……。
何故か消えてしまうのでは無いかと。』



しのぶも自分の行動に驚いていたのだろう
照れる事も忘れて素直にそう言うと
柚樹は綺麗な目を パチクリとさせた。



柚『僕はそんなに珍しい顔をしていたかな?』

し『……少なくとも私は見たことの無い
と、とても綺麗な顔をしていました。』



柚樹のそんな言葉に冷静になると
少しばかり恥ずかしくなり、
目線を外しながら 素直に白状した。


それを聞いて うーん。 と首を傾げてから
柚樹は苦笑いを浮かべる。



柚『僕の顔は少しばかり女性的だからねぇ。
……まあ、綺麗は褒め言葉かな。ありがとう。』

し『(気にしてたんですね、綺麗なの…。)』



こんなに綺麗なのに何で気にするのか。

しのぶにはその心理が謎に思えたが
それが男心なのだろうと直ぐに察した。

だがしかし何とも納得がいかない。
確かに綺麗だが、柚樹は背も高くカッコイイ。

自分は柚樹を純粋に男性として
綺麗で素敵だと思っているのだ。
そもそも綺麗は悪いことでは無いだろう。

この柚樹の反応、自分的には腑に落ちない。


そんな事を考えながら
黙って首を傾げる しのぶを見て、柚樹は
いつものようにクスクスと笑いだした。



柚『……僕も、しのぶちゃんみたいな可愛い
女の子には男らしいと思われたいんだよ。』

し『思っていますよ。
さっきの綺麗は女性に向ける綺麗ではなくて
男性として綺麗で素敵だと思ったんです。』

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