• テキストサイズ

団長と私の日常

第5章 新たな道

















え?


(あのリヴァイ班に!?
私が?私なんかが!?)





「「え、えーー!?」」

エレンと私は同時にリアクションをしてしまった。




「君たちの戦いを十分に期待している。」

そう言われた。


エレンはとても喜んでいた。
そして、リヴァイの所へ行き、
「リヴァイ兵長の班に付けるなんて光栄です!兵長と共に心臓を捧げて巨人を駆逐します!」と、笑顔で兵長に敬礼していた。

(そうか、エレンは兵長が好きって言ってたもんね…よかったね!
私も兵長の班に付けたんだから頑張らなくちゃ!…でもなんで私なんかが兵長の班に入ったんだろう…足を引っ張るというのに)
私が疑問に思っているとエルヴィンがきた。



「にょほん、君の立体機動の訓練を見に行ったことがある。そこで私は君ならリヴァイの班で戦っていくことが出来ると感じた。」
と、エルヴィンが言った。だが、私は全く自信が無い。


「いえ、でも、ミカサみたいに早い動きなんか出来ないですし…それに私なんかがいたら兵長の足を引っ張ることになりますよ…」
と正直に言った。

エルヴィンは
「他の新兵より十分、いや、それ以上に装備を使いこなしていたよ。そこを私は評価した。君は自分に自信がないのかな?私にはそう見える。だから自信を付けるといい。辛いこともあるかもしれないがその時は私を頼ってもいい。」と、言ってくれた。

そして、私の耳元で
「辛い時はカミツレを見ればいい。そしてその花言葉を忘れるな。」と、言ってリヴァイの元に行った。

「リヴァイ、彼女と彼が君の班に入ることになった。面倒をみてくれ。変えたければ変えてもいいが。異論はないな?」

「…あぁ、わかった。……まだ乳臭いガキじゃねえか(ボソッ)…」などぼさっと呟いていた。








(え?乳臭いですって?もう…なんか兵長嫌い……)


「では、これで集会を終わりにする。少し長引かせてしまってすまない…今日から新たな班で頑張るように。私からは以上だ。解散とする。」
と、言い終わって集会が終わった。

(はぁ、兵長って目付き怖くて口も悪いし最悪…なんでエレンはあんな奴好きなんだろう…終わったわ)など考えているとリヴァイがエレンと私を呼び止めた。


「おい、にょほん、エレン。今日から俺の班で行動することになった。」
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp