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団長と私の日常

第5章 新たな道


そして、バレンタインも終わり、座学のテストも終わった。
今日から立体機動の訓練が本格的に始まる。


私達新兵はまだ先輩方の班に入ってない。今日はその班の形成変更があるそうだ。(先輩方に迷惑かけないよう頑張ろう)


今日は朝から集会がかけられた。



新兵が集まると、壇上の真ん中にエルヴィンが立ち、その近くにリヴァイ、ハンジ、ミケ、その他の先輩方が立っていた。
私達とズラ構えが全然違う。…あの時の恐怖を味わってきたのだろうか…

そしてエルヴィンが話を進める。

「君達は本日、何故ここに集まってもらったかわかるか?
今日から君達、新兵は私達の班に入ってもらう。これからその班で活動を行うことになる。班編成で異論がある場合、私の所へ直接来ればいい。」

((は!!!))




(エルヴィンかっこいいなー、あんな風に毎回指揮してるんだ…私もそこに惹かれて調査兵団に入ったもんね。誰の班になるかわかんないけど頑張るぞ!)



そして、次々に新兵の名前が呼ばれていく。


「ー…

ミカサ、アルミンはイアンの班に入れ。
ミカサはしばらくしてからリヴァイの班に編成するかもしれない。


そしてー…




…以上」




と、エルヴィンが言い終わった。


だが、私は呼ばれていない。何故だ?

(あれ?私って聞きそびれたっけ?でも呼ばれてない気がする…)
と、考えていたら、

「以上だ。班がわかった者から退出しよ。だが、呼ばれなかった者はここに残るように。では、解散とする。」
と言った。すると、兵士がぞろぞろ部屋を出ていった。

私は呼ばれてないから残ることにした。
(えぇ、なんかまたやらかしたのかな?皆帰っちゃう…残ってるのは…えっと、あ!エレンだ!エレンがいるなら助かる!)
そう思い、エレンの方に行った。



「ねぇ、エレン!どこの班に入った?」私は聞いた。

「お、おうにょほん、俺はまだ呼ばれてねぇよ…なんでだ?俺なんか酷いことでもしたか?」
と、エレンも焦っていた。


「私も呼ばれてないの、だから少し不安になって…」

私達が話している間に呼ばれた新兵は居なくなっていた。
そして残ったのが私達2人と先輩方である。




そして、エルヴィンが言った。
「エレン、にょほん、君達は今日からリヴァイ班に着くことになった。」
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