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*君しかいらない*【R18】

第2章 ***




「そんな所…もう行く必要ないだろ?」

「へ…?」

理解出来ない彼の言葉に思わず間抜けな声を出す。


「澪…俺の秘書になれ」

「っ…」

「会社を起ち上げようと決めた時…俺の秘書は最初からお前に務めてもらうつもりだった」

「え……ええっ!?」

耳元で次々と投げ掛けられる言葉。
脳はすでに覚醒しているはずだが全く頭に入ってこない。


「ひ、秘書って…そんな大役私には……」

「元々一緒に働いてたんだ…お前の仕事ぶりは俺がよく解ってる」

「で、でも…」

「…お前は最高の女だ。俺の秘書はお前しか有り得ない」

「んっ…」

ねっとりと耳を舐められる。
昨日散々抱かれたせいか、体はたったそれだけの刺激にも反応してしまって…


「…また体が火照ってきたな」

「だ、誰のせいですか!」

「…俺のせいだと言うなら今すぐ責任を取ってやるが?」

「っ…」

再びベッドに押し倒される。
文句を言おうとした瞬間、ズンッと下腹部に大きな衝撃が走った。


「ぁっ…!」

「んッ…、ひと晩中ヤってたとはいえ、馴らしもしないで入れるのは少しキツかったか…」

「ちょっ…、抜いて下さい…っ…」

「…いいのか?本当に抜いても」

「ぁっ、ぁんっ…」

初めから激しく腰を打ち付けられ、目の前がチカチカしてくる。
何の隔たりも無い互いの性器が擦れ合う度、卑猥な水音が部屋に響いた。


「離れてた分っ…、お前との時間を取り戻さないと…ッ…だろ?」

「んっ…」

「今日は一日俺に付き合ってもらうぞ…?」


"有給休暇"という名の職権乱用を行使した彼は、その日一日本当に私を放さなかった。
そんな横暴な彼の秘書になるのも、きっとそう遠い未来ではないのだろう…





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