第12章 ●選択●
トンっ…とベッドに私を押し倒すと兵長が私に覆い被さり、片手でクラバットを外す。
兵長はシャツも脱ぎ上半身裸になった。
鍛え上げられた筋肉が目に飛び込んでくる。
盛り上がった肩の筋肉、深く割れた腹筋、腕の筋肉の線…
意識は朦朧としてるもののあまりの造形の美しさに息を飲んだ。
「お前は何もしなくていい、感じてろ。
されて嫌なことがあったら言え」
さっきまで私がされていたことを慮ってくれている。
もう、その言葉だけで心が満たされたいくのがわかった。
兵長は私の身体全体にキスを落とした。
その度に身体がビクつき、声が出そうになるのを必死で堪えた。
「これだけでその反応か…かなり盛られたな。声も我慢するな。どうせここは宿だ。気にする必要ない」
「やっ…でもっ…恥ずかし…いで、す…」
「あ?…っ…クソが」
そう呟くと兵長は、急に唇に吸い付いてきた。
舌が唇を割って入ってくる。息ができない。
口内を全部舐め上げられる。苦しい。
「ふぅっ…んぅっ……」
声と私と兵長の混じり合った涎が口の端から溢れる。
時々唇を離して息継ぎしたと思ったらまたすぐ唇が覆い被さる。
キスをしたまま兵長の手は胸に伸びてくる。
優しく全体を揉み、時々先端を捏ねる。
さっきの屑と違い私を気遣ってくれる優しさが指から伝わってくる。
そして手は下腹部に進み、泉に到達した。
泉からすくい取ったとろりとした水分を陰核に撫で付け優しく摘ままれる。
また身体がビクビク反応する。
そして陰核を上下にクニクニと弄られ腰がガクガクと動き、恥ずかしくてキスしていた顔を離して手で顔を覆った。