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白銀の女神[リヴァイ・エルヴィン]

第37章 過去




「兵長!こっちです!!」



私達はすっかり崩れ落ちてしまった地下空間に、生残りがいないか確認しにやってきていた。


一人の兵士が兵長を呼び耳打ちしたと思ったら、兵長の顔色が変わった。



「エマ、お前も来い」



その兵士と兵長に付いて行くと、そこには瀕死のケニーの姿があった。
兵士には先に戻ってもらい、その場は兵長が責任を持つ事となった。

ケニーはロッドレイスから巨人になる注射薬をくすね、所持していた。
だが、瀕死の自分自身には使わなかった。



「それを使う時間も体力も今よりあった筈だ…。何故使わなかった…」


兵長はケニーに尋ねた。
だが、ケニーはまともに答えなかった。


「知ってること全部話せ!」


リヴァイ兵長がケニーを捲し立てた。
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