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白銀の女神[リヴァイ・エルヴィン]

第28章 奪還作戦


女型捕獲作戦が一先ず終わった。


エルヴィン団長はストヘス区での女型捕獲作戦について、区長達お偉方に説明と言うか言い訳と言うか、をしに行った。

束の間の休息を取りながら兵舎へ戻る準備をしていると、早馬がとんでもない形相で飛び込んできた。


「「ウォールローゼが破られました!巨人が多数出現しています!ミケ班と104期が付近の住民の避難誘導と壁の穴の確認に向かっています!!」」


なんて事だ…
ここ5年壁が破られなかった事が嘘のように想定外の事が起きすぎている…


エルヴィン団長がお偉方の元から戻ってきた。巨人発生という一報が入り、そのくだらない議会は終わったということだった。
巨人の発生方向から、穴が開けられたのはクロルバ区からトロスト区の間だろうと推測された。


「104期の監視にミケ達を充ててたのは良かったのかな…。地形と巨人の発生方向を考えると、日が昇る頃に着けるようにこのウトガルド城跡に向かえば皆休息を取っているかもしれない」


ハンジさんはエルヴィン団長に進言した。


「うむ。そうだな…
では、明日早朝から作戦開始だ。
一旦エルミハ区へ行き、そこで装備を整えて先遣隊は出発だ。そこまでは全員で向かう。
ハンジ、そっちはお前が指揮を取れ。
私はこれから憲兵団に協力するよう掛け合ってくる。人手が足りん。こちらの本隊はトロスト区で装備を整える」


そう指示が出され、私達は一旦エルミハ区へ行きそれぞれが慌ただしく装備等を整えていた。私は元々のハンジ班に戻りハンジさんの指示に従った。

すると、更なる一報が入った。


ハンジさんの顔が青ざめ、ぶつぶつと書簡を見て呟いている。


ハンジさんが指揮を取る先遣隊が集められた。
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