第24章 ●壁外調査前●
「…ありがとう、エマ。
…本当にリヴァイのところに行かせたくないんだが」
そう言って団長は顔を上げ笑ってみせた。
本当に身体の大きな子供のようだった。
「団長、なんだか今日は大きな子供みたいで可愛いです…」
「そうか…それはエマの前だとついつい甘えたくなってしまったからだな。しっかり大人の男らしいところを感じさせないといけないな」
と言うと急に悪戯っぽい笑顔に変わり、
私を組み敷いた。
唇が重なり、いつもより少し激しく口内を荒らされる。
壁外調査前だからお互いいつもより気分が高揚しているのが伝わる。死の危険をより身近に感じる事での興奮だ。
壁外へ出れば皆いつ死んでもおかしくない。私や団長だってその例外ではない。
私も団長に応えるように舌を絡める。
キスだけで部屋にくちゅ、くちゅと水音が響く。
やがて団長の唇は私の唇から離れ耳に来た。
耳を甘く噛み、耳も耳の周りも優しく舐められる。
くすぐったい感じでゾクゾクとした。
「んっ…それ…くすぐったいです…」
団長の下はそのまま首筋に降りて行き鎖骨をツゥっとなぞり、胸へと辿り着いた。
先端を敢えて外され周りばかり舐められる。
もう片方の胸は優しく揉まれるが、先端は触ってもらえない。
段々と物足りなくなって焦りが出てくる。
身体が勝手にクネクネ動き出す。
もう限界、と思った時に口と手の両方で先端を刺激された。
「あぁっ……、んっ……、」
声が漏れ出て余計に感じ始める。
手が下に伸びていき、秘部の割れ目をツゥっとなぞられ陰核に触れられると思わずのけぞってしまった。
「んっ……!!」
そこから陰核をねっとり優しく捏ねられ、同時に指もはいってきた。
団長の指は私の膣内を一巡すると、もう私の良いところはバレていてすぐにそこを攻め立てられる。