第2章 ●嬌声●
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「ハンジさん…髪が固まってますよ…。
もう少し頻繁に入らないとかえってお風呂に時間がかかってしまいますよ」
「そうかぁ〜。
でも研究してるとついつい忘れちゃうんだよねー、
リヴァイは潔癖症だからいつも怒られるんだけど」
大浴場でハンジさんの髪を洗いながら話をする。
「ところでエマは変わった髪色だね、元々なの?眼はブルーだし、凄くクールだよね!
身体も結構傷跡がヒドイなぁ、兵士やってたら仕方ないけど。それにしても筋肉量が一般の女性兵士より多そうだね」
「えぇ、そうなんです。男みたいとよく言われます。髪は生まれつきで。傷も仕方ないですね」
半分本当で半分ウソだ。生まれつきは金髪だったが色々あって銀になってしまったのだ。傷も訓練で出来たもの以外が殆ど。男のような身体つきと仕方ないと思っていることは本当だ。