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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第16章 重なる想い
「……妙な女だな」
「–––イイ女、の間違いだろ。手に負えないくらいな」
呟いた謙信様に信玄様が自慢気に微笑んだ
「信玄の好む菓子のような甘ったるい戯言に過ぎん」
謙信様がうんざりしてするように言って、徳利を手に持ち
「ぼんやりするな。盃を出せ–––乃々」
「えっ?あ、は、はい」
驚きながら私が盃を差し出すと、そこに謙信様は並々とお酒を注いだ。
「あ、ありがとうございます」
「飲め」
そう一言いうと、謙信様は別の卓に行ってしまった
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