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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


とにかく広間から出ないと!こんなところで抱き締められてっ、周りは皆酔っぱらって転がってるけど誰に見られてるかわからない!


「大倶利伽羅さん、立てる?」

「ん…」


大倶利伽羅さんはふらつきながらも立ってくれたので、支えながらゆっくり広間を出て廊下を歩いた。

伊達部屋に連れていこうと伊達部屋に向かったら、直ぐ様大倶利伽羅さんに気付かれて、「こっちじゃない、あんたの部屋だ」と言われた。

私もいつもよりお酒を飲んでいたので、多少なりともふらついている。

そんな女が一人で自分より大きい男の人を支えているので、大倶利伽羅さんがあっちだ、と言って方向転換するとどうにもそっちに行くしかない。

それに、歩きながらも大倶利伽羅さんは「あんたの部屋にいく…あんたがいい…」を繰り返していて、酔っぱらってるとはいえ大倶利伽羅さんの色気に当てられてしまった私は、ふらふらと自室に向かってしまった。


「伽羅ちゃん、部屋に着いたよ。水持ってくるからここで待ってて…」

「駄目だ、行くな…、」

「だって凄い酔ってる、水飲んだ方がいいよ?」

「酔ってない…」

「なんか辛そうだし、すぐ持ってくるから待っててっ」


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