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紅い林檎

第8章 初めてのお友達


部屋に荷物を入れた後、ローズは校長に話があるとかで出ていった。
寮の部屋は真ん中から左右に色が別れていてその色に合わせた家具が置いてあり自分のテリトリーが分かりやすくなっていた。
私のテリトリーは赤色で隣の子のテリトリーは紫色だった。
トランクを開いて中身を整理しそろそろ終わるという頃、扉が開いた。

「あら、こんにちは。同室の方ですか?」

紫色の髪をした彼女は優雅にそう言うと胸に手を添えて

「私はこの部屋にお世話になることとなったアメジスト・ミラーと申します。沢山至らぬところがあるとは思いますがどうぞよろしくお願いします」
「はじめまして、私はフレア・レフィートだよ。私の方が迷惑沢山かけるかもだけど一緒に仲良くしてほしいな。一緒に頑張ろうね!」
「はい、一緒に頑張りましょうね!」

そう言うとアメジストは荷物を整理しようとトランクに手をかける、が、

「.....すみません、片付けってどうやってするんですか?」

.......どうやら彼女はかなりの箱入りのようだ。
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