• テキストサイズ

紅い林檎

第4章 初めての魔法


「じゃあ、まずは浮遊魔法からしよう」
「はい」
「浮かせたいものを意識して、呪文を唱えてみなさい」

私は今回浮かせるテーブルの上にあるコップの前に立ち手をかざした。

「リ・ルージュ・ラ・セーニョ、コップよ浮け!」

ごとっ、っと音がして浮いた。

「おぉー、凄いな」

ゆっくり下ろしてからローズに話しかけた。

「凄いの?」
「あぁ凄いさ、一発で成功する者はそうそういないからな」
「本当に!?」
「あぁ、だが初めて魔法を使ったんだ。疲れていなくても今日は休め」
「わかりました、お疲れさまでした」

こうして私の魔法デビューは無事に終了した。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp