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紅い林檎

第3章 林檎の謎と紅の話


「ねぇ、ローズ」
「なぁに?フレア」
「どうして紅い林檎は白人族と蒼人族の村に落ちていたの?」
これはローズに拾われてからずっと思っていたことだ。
紅い物を嫌う白族や蒼族の森や村は基本白く他はすべて淡色だ。もちろん紅はない。
なのに、紅い林檎は落ちていて、しかも食べたくなったのは何故なのだろう?
ローズは苦笑していた。
「私にもわからない。ずっと研究してはいるがいまだ手がかりはない。悔しいけどまだまだってことね」
世界一の魔女が項垂れていた。
私は決めた。
「私、ローズの手伝いがしたい。私も立派な魔女になってローズを手伝う!」
ローズは目を丸くして、顔を歪めたかと思うと...
「.......ハハハ!これは驚いた!ならこれからたくさん仕込んであげないとね!」
「はい!」
「体調も大丈夫みたいだし明日から始めようか」
「よろしくお願いします!」
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