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【A3!】恋する劇団

第1章 ◆ありったけの愛を、君に。  碓氷真澄


「あー、まあ、良かったな?丸く収まったみたいで」


「仲直りできたんなら、なぁ」


「ちょ、そんな事言ってないでたすけ…」


「はぁ…監督……好き…」


「分かったからちょっと離れて!!!左京さんの目が怖い!!!」



あれから真澄くんとよく話合い、結局付き合う事となった。


もちろん信じることにはきっと時間がかかることだろう。

けれども真澄くんはそれでもいいと言ってくれた。

信じさせてみせると。俺は、アンタ以外求めるつもりは無いからと。


その真っ直ぐな思いを信じてみたくなるなんて、我ながらチョロいなぁって思う。

けど、真澄くんなら大丈夫な気がするから。



「……真澄くん、好き、だよ」


「………俺も、愛してる。いづみ」



ああ、こんな小さな事が幸せだ、なんて。  






「テメェら、いちゃつくならよそでやれ!!!!!」



そんな私達に左京さんの雷が落ちたのは、言うまでもない。
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