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私の初恋の人~その1~

第21章 は


…車内は暖かくて過ごしやすかった。
日差しが心地良くてうとうと眠ってしまいそうになる。

私はここで一眠りしていたそう…




…リヴァイside…


隣で眠るおにょを見て話を始める。

「エルヴィン、こいつはスヤスヤ眠りについたようだ。朝の話を教えてくれ。兵団内に裏切り者がいるそうだな?教えてくれ」
リヴァイは前に座るエルヴィンに問いかける。

「あぁ、俺も驚いたよ。だが、わからないことも多々ある。
なぜおにょに盗聴器が仕掛けられているのか。私達がここへ来ることを知っていたのかも知れない、偵察しているのかもしれないからな。とにかく彼女は1人にさせると危険だ。昨日のことも見ていてわかっただろう?」
エルヴィンは眉間にシワを寄せて話している。

「あぁ、こいつは厄介な奴に連れ回されて面倒だろうな。
だが、仕掛けた奴らと関わりがあるだろう。同じ故郷の奴らだからな…アニもライナーも…。もう1人の104期の奴も故郷は同じだったな…ベルトルト。」

盗聴器が仕掛けられていた部分には特有の文字が書いてあった。
文字自体は読めないがおそらくコイツらの故郷の言語だろう。

だがなぜコイツらがおにょを監視する必要があるのか…
ただ故郷が同じなだけだ。記憶が戻ったら何かあるのか?なんの記憶かコイツらもわかっていないのか…それとも本当に奴らの故郷は同じなのか…
疑問は増えていく一方であった。

「エルヴィン、今俺の頭にクソが詰まってきたから仮眠を取る」
一度頭の中の記憶をスッキリさせる必要がある…。

「あぁ、ゆっくり休んでくれ。早朝から付き合ってくれてありがとうな。」エルヴィンはそう呟くとスマホを眺めていた。

おにょも記憶が無いから不安ばかりだろうな、少しは息抜きもさせるてやらないとな…男の息抜きは抱けば良いが、女の息抜き男で良いだろうか…

おにょの頭を撫でながら目を瞑る。



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