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私の初恋の人~その1~

第2章 2章


そして、私達は巨人から離れるように死ぬ気で走った。

だが、巨人は速い。とても速い。すぐに追いついてしまう。

もう無理だ。さすがに無理である。

私は絶望していた。

すると、
「おい!お前ら!何をぼさっとしてる!俺に捕まれ!」
そう言って誰かが私達の4人を掴んで空を飛んだ。


これが、立体機動装置というものなのか…

私はびっくりした。とても早いスピードで駆け抜けていく。
素早い。落ちてしまいそうだ…
そして、高い屋根まで避難した。だが、私は着地に躓いてコケてしまい、屋根から落ちた。


あぁ、救って頂いたのに申し訳ないな…

私は落ちていく。

上からエレン達の声が聞こえてくる。

「おい!おにょ!まって!」

「おにょ!?」

「ねぇ!お願い!おにょ!」

(エレン…ミカサ…アルミン…今までありがとう。会えなくなっても忘れないでね。
あ、
生きていたら
アニに会えたのかな…
恩返し出来なくてごめんね…
私もこれまでかな…せめて、団長には会いたかったな…あのやー)

そんなことを思うが下に落ちていく。だんだんスピードが早くなる。私は目を閉じた。下は見たくないから…




バッ











え…











痛くない…











もう死んだのかな…?

私は落ちたと思ったのだが全く痛くない。

ん…


私の近くに誰かいる?


すると、

「大丈夫か?怪我はないか?」
と、耳元で囁かれた。

「…はい。」
これはどういう状況なの…


私は訳がわからなかった。それに、囁かれた瞬間意識が飛んだ。



あれは誰だったんだろう…

でも聞いたことのある声だった気がする。






私は深い眠りについた。
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