第7章 ライバル?
「ふぅ…終わったー…」意外と仕事の量は少なかった。
「そろそろ団長に出しに行こうかな…」そう思い、私は団長を探しに行った。
(…あ、兵長だ。掃除してるのかな?)私は船の中を探し回った。だが、エルヴィンはいない。
近くにゲルガーがいたから聞いてみた。
「あの、ゲルガーさん、団長ってどこへ行ったかわかりますか?」と聞いてみた。すると、
「あぁ、エルヴィン団長かな?多分外にいるんじゃない?」
と、答えてくれた。
「そうなんですか、ありがとうございます!」
と言って私は外を見に行った。
「団長どこだろう…いないなぁ」私は外を見たがいなかった。
「あ、上もある…」私は船の上に行った。
そこにエルヴィンはいた。
だが、隣にイルゼがいるではないか。
(あ!団ち…あれ?横にいるのは…イルゼさん?)私はその場でバレないようにしゃがんでしまった。
話し声が聞こえてくる。
「そうなんですね!すごい大変そう…」
「危険な時もあるが、団長という立場だからしょうがないか…」
2人は楽しそうに会話をしている。
(団長楽しそう…なんかすごくいい感じじゃん…これじゃあ私の入る隙間がないよ…)私は一気に気持ちが沈んでいった。船の中に戻る。
「…資料どうしよう。」私はため息をして個室に入った。
「こういう時に限ってなんにも持ってきてないし…」
私はしばらく眠ろうと思い、ベットに入った。
マフラーをとってー…
…
(エルヴィンside)
下見1週間前
とある老人が私の部屋を尋ねてきた。
コンコン「失礼します。エルヴィン団長!来客の方がお見えになられました!」
と、(誰だろう…朝から)
「ああ、ありがとう。私の部屋に案内してくれ。」
そして、私の部屋に来たのは、見たことも無い老人であった。
「どちら様でしょうか?調査兵団にどのような要件があるのでしょうか…?」(最近は苦情も多いが、今回も苦情をわざわざ言いに来たのか?)
「…そうじゃな。ワシは、おにょの祖父である。すこしお主と話をしたくてやってきたのじゃ…」と話をした。
(おにょの叔父?血縁関係の者を調べたがいなかったぞ?本当か…)
「はい。言える範囲であれば」私はそう答えた。
「信じられないと思うが、ワシはこの島のものでは無い。」