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私の初恋の人~その1~

第24章 昔の記憶





会議は、私達は3人ではなく、4人で行うそうだ。


あと一人は誰が来るのだろう










食事を終えてエルヴィンの部屋に集まることになった。




「お疲れ様です。先程はありがとうございました。団t…お、おじさん?」

私がエルヴィンの部屋に入ると既に3人が集まっていた。

エルヴィン、リヴァイ…


そして私の祖父がそこにいた。


顔を見たらすぐわかった。


「おにょ、記憶が戻ったのかい。それは良かったねぇ。」

そう言って私のことを抱きしめてくれた。


「おじさん…ぅぅ」

抱きしめられると涙がこぼれ落ちていく。
人と触れ合えたのは何年ぶりだろうか…

抱きしめられると、父との記憶が少しずつ戻ってきた気がした。

「一人で何もできなくて辛かっただろう?安心していいよ。(頭を撫でる)見ないうちに大人になったな…立派になりやがって、お前はもう大丈夫だ。」
祖父は、泣いている私を慰めるようにそう言ってくれた。


「ぅぅ…会いたかったぁ、一人で寂しかった。記憶が無くてなんにも役に立つこともできなくて辛かったぁ…」

私は祖父に会えたことが嬉しくて心の声が出てしまった。

「あ、ご、ごごめんなさい!こんなお見苦しい姿を見せてしまって。」
私がエルヴィンとリヴァイにそう言うと顔を赤らめる。

(団長と兵長の前で何してるのわたし!!ギャンギャンないておじいちゃんに抱きついて…恥ずかしいいいい)


「気にするな、おにょが、愛されていることがわかって良かったよ。自分のことを責めるのはやめなさい。」
エルヴィンはそう言うと私の戻った記憶について話し合いを始めていく。






私は一通り話し終える。



「…差別か、それは大変だったな。」
エルヴィンとリヴァイは私のことを軽蔑しずに話しを最後まで聞いてくれた。

(ここの島の人は私のことなんて軽蔑してのに、なぜ団長と兵長は親身になって話しを聞いてくれるのだろう…)


「おにょの記憶は確認できた。だが、なぜ記憶が戻ったのか。記憶が戻ったとはいえ、まだ一部しか戻ってないだろう?」

確かにそうだ、なぜ記憶が戻ったのかはわからない。
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