第3章 放浪少女
町外れにある小さな森に一人の少女と猫...
その一人と一匹の前には数メートルもある巨大な怪物が一匹空気を震わせながら叫んでいた
少女の目は怯えるでもなく驚でもなく-真っ直ぐな目-でその怪物をみすえていた
サスケ〈こいつぁ「グリフォン」だな。しかも
特大の...どぉ〜したらこんなにでかくなっちゃうのかねっ........って聞いてる?おーい、--シュラ?〉
シュラ『........こいつが今回の標的(ターゲット)?』
サスケ〈まぁそうだな。...大丈夫か?〉
シュラ『....問題ない』
シュラと呼ばれた少女は一歩前にでる
サスケと呼ばれていた猫はやれやれ...といった感じで安全そうな木に飛び移る
サスケ〈あんま無茶すんなよぉー〉
あくびをしながら呑気な声で言う
あまりにも異様な光景である
まだ15ぐらいの少女が何メートルも大きい怪物と対になっているのだから
グリフォン〈グオオオオオオオオオオオオオオオ......!〉
シュラ『うるさい、耳が痛い.......
--おい、デカブツ 準備はいいか?』
グリフォン〈グオオオオオオオオオオオオオオ!!〉
シュラ『フッ...「開け矢叉朽の扉-シキ」!!』
カチャン......
シキ〈...出番ですか?〉
シュラ『よろしく...「シキ 召喚」』
少女の目が赤色から金色へと変わった
するとグリフォンが叫びながら殴りかかってきた
砂埃が立ち込むなかその場を見ると少女の姿はなかった
『後ろだ』
声がする方に顔を向けるとそこには先ほど潰したと思っていた少女が.....!!
シュラ『...安らかに眠れ』
キュイーン --シュパ
シュラが放った一本の矢は放たれ直後何本にもわかれグリフォンの頭に直撃した
グリフォン〈グウウウオオオオオオオオオ !!〉
少女が地におりた時には怪物の姿はなかった