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あいとはなんぞや【R-18】

第3章 緑谷くんにお礼




「あの、こ、ここって……、」

「うん!ラブホテルだよ!」

「ェェエエエッ!?」


緑谷くんを相談があるなんて言って放課後呼び出した。
優しい優しい緑谷くんは、なんでも相談乗るよ!なんて言ってくれて、私服に着替え再集合してもらって来たのはここ。ラブホテル。


「さ、入ろっか!」

「いやいやいや、待って、待ってよ!ななななんでこんなところ!相談って言ってたじゃないか!それに、僕達学生だし、その、」

「ねえ、あんまりもたもたしてると怪しまれるよ。誰にも聞かれたくない相談なの。いいでしょ?」


まだあわあわしてる緑谷くんの手を取って強引に連れ込む。パネルを押して、鍵を貰って部屋へ。

あ、部屋で精算するタイプなんだーなんて思いながら靴を脱ぐ。
玄関に立ちすくむ緑谷くん。


「ほら、靴脱いであがりなよ。それとも自分じゃ脱げない?」

「エッ、いや、そんなことは……はぁ、分かったよ。」


渋々と言った感じで靴を脱ぐ彼を待ってから、一緒に部屋に入る。
彼がソファの方に座るので、追いかけて彼の隣に座ってみた。
目に見えて分かるほど肩を揺らして固まった緑谷くん。


「ああああの!相談!相談があったんでしょ!?どうしたの??」

「あー、うん。本当はね、お礼がしたかったの。お礼って言ったら来てくれなかったでしょ?」

「えっ?お礼……?」

「この前、貧血で倒れてたあたしを保健室まで運んでくれたでしょ?それが嬉しくて。緑谷くんと、仲良くなりたいなあって思ったから!」

「そんな、当たり前のことをしただけだよ!」


急にヒーローの顔になる緑谷くん。
優しくて、かっこよくて、素敵な男の子だなあ。
やっぱりこの子にはきちんとお礼がしたい。


「ねえ、出久って呼んでもいい?」

「エッ……あ、う、うん。いいよ。」

「出久、えっちしよ?」

「……!?」

「お礼に、いっぱい気持ちよくしてあげる!」

「いっ……いやいやいや!ダメだよ!自分の身体は大事にしなきゃ!!」

「出久は、何されたら嬉しい?」

「な、なにも!大丈夫!」

「あたしのこと、嫌い?触りたくもない?」

「え、いや、そんなことは……。」


じゃあ。
あたしは彼の手を掴み自分のおっぱいに導く。


「触って?」


それを聞いた出久は、何かがぷちんって切れたみたいな目をした。

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