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世界一の彼氏

第1章 本編


私「…(カナメくん…こ、これはもしや…俗に言う『あ〜ん』のポーズでは…?うーん…18歳にしてこの色気、末恐ろしい…)。」

槙「…。」

私「さて、ケーキ食べようっと…」
手に持っていた本を机の端に置いた瞬間ー、、

槙「玲、こっち向いて。」

そこには、カナメくんと同じポーズをとっている槙くんが居た!

私「え!?ま、槙くん!?」

槙「さっき、カナメ見てただろ?やって欲しいのかなーって…///…ん。ケーキ。食べてみな?美味しいから。ほら、あーんは?」

私「(ままま、待って、脳内爆発しそう)…あ〜ん////………ん!おいしい〜〜〜!!!!」

私「槙くん!槙くん!このケーキめちゃくちゃ美味しいよ!!槙くんも食べてみてよ!!」

槙「あははっ、俺はあんたが食べてるの見るだけで十分伝わったけどな(笑)」

私「そんなこと言わずに〜!」

槙「わかったって(笑)… 玲、じっとしてて…。」

私「…ッ?!」

私の口の端に付いてた生クリームを、キスというか犬のようにペロッと舐められた。

槙「…ホントだ。この生クリーム美味しいな。」

私「な…!ま…槙くん…!だから、事前に…」

槙「言っとくけど、ほっぺに生クリームつけてるの、俺より玲の方が可愛いから。」

槙くんの前髪が私のおでこに触れるその距離で“可愛い”と言われ、恥ずかしさで目を逸らそうとすると、顔を戻され、キスをされる。

私「…んっ……ふっ…ま、きく……はぁ…」

槙「ごめん。せっかくデザート用意したけど、後でもいいか?」

私「…いいよ。」

彼の中には、優しさと可愛らしさ、男の人の色気も詰まっている。“槙くんが世界で一番末恐ろしいな”なんて考えていると、優しくソファーに倒された。

このキスが甘いのは、自分に酔っているせいか、それとも生クリームのせいか…なんて考える余裕がなくなるくらい、甘い大人のキスをそそがれ、槙くんの事で頭いっぱいになった。

〜end〜
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