第1章 本編
今日は槙くんちにお泊り。
夕飯は外食で済まし、今は槙くんちのソファーに座って寛いでいる。
槙「あ…。それ、買ったんだな。」
両手にマグカップを持って現れた槙くんは、私の隣に腰を下ろす。珈琲の良い香りがする。
私「うんっ!何冊買うか迷っちゃった!(笑)」
“あははっ、一冊でいいだろ(笑)”と軽くツッコミを入れられつつ、彼はすぐ席を立った。
私は鼻歌まじりで買ったばかりの本を袋から出した。そう!今日は槙くんが表紙を飾る雑誌の発売日なのだ。
私「んん?!槙くんのほっぺに生クリームがついてる…!!」
本屋で手に取った時は気付かなかったけど…こ、これは凄い破壊力だ…!か、可愛すぎるぅ〜!などと脳内で悶々としていたら、槙くんが戻ってきた。