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H・I・M・E ーactressー【気象系BL】

第2章 scene1:教室


二人でシャワー室に入ってみると、思った以上に狭くて…

僕達は相葉さんの持つシャワーヘッドを間に、身体を密着させた。

「えっと…、どうしようか?」

「何…が?」

「いや、その…さ、ナカとかさ、洗うでしょ?」

「う、うん、まあ…。あ、でも僕自分で…」

いつもそうしてるし…

「そっか…。でもこの状態では無理…だよね?」

確かに…
こんな人一人が入って丁度の場所なのに、大人二人が入ったら、腰を屈めるどころか、片足を上げることだって出来やしない。

うーん、困った…

「洗って上げようか?」

「えっ…?」

まさかの申し出に、僕は思わず相葉さんの顔を見上げた。

だって、今まで色んな男優さんを相手にしてきたけど、こんなこと言われたの初めてなんだもん。

だから正直返事に困っちゃうけど、ここは素直になっても…いいよね?

僕は身動きすらままらない中で、どうにかこうにか身体の向きを変えると、相葉さんに背中を向け、壁に両手を着いた。

「お願い…しても良いですか?」

肩越しに相葉さんを振り返り、お尻を少しだけ突き出して見せた。

相葉さんの顔が、薄暗ささえ感じる明かりの下で、ほんの僅かにだけど、赤く染まったのが分かった。

「じゃあ…、ちょっと触るね?」

ふふ、変なの(笑)

ついさっきまで僕のお尻に散々突っ込んでたくせに、“触るね?”なんてね?

相葉さんて、本当に優しいんだね。

僕はコクンと頷くと、スっと身体の力を抜いた。

相葉さんの手が僕のお尻をスルッと撫でながら、ソコを探り当てる。

シャワーヘッドがソコに向けられ、相葉さんの指がゆっくり僕の中に挿って来る。

「ん…、ん、はっ…」

太さは…当然比べ物にならないけど、細い分だけ小回りがきくのか、相葉さんの指が僕の中で動き回る。

「あ…、あふっ…」

洗ってくれてるんだ…って、ちゃんと分かってる。

でもやっぱり感じちゃうよね…

僕は壁に着いた手の甲に唇を押し付け、声が零れそうになるのを堪えた。
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