• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第134章 ◇第百三十三話◇伏せられた作戦と女型の涙【女型の巨人編】


四列中央・荷馬車護衛班の配置を任されているのはハンジ班だけではなかった。
ずっと不思議だったのだ。
こんな中央の安全な場所に、どうして精鋭兵が多く配置されているのだろう。
どうしてー。

「どうして私は荷馬車に乗せられているんでしょう?」

ガタガタと揺れる荷馬車に揺られ、私はただひたすらボーッとしていた。
長距離索敵陣形の配置になった途端、ハンジさんに強引に荷馬車に乗せられた。
テュランは、なぜか初列中央・指揮に配置されている幹部調査兵が連れて行ってしまった。
ここが中央で安全な配置だからかもしれないが、とても順調に進んでいる航路で、乗馬もしていない私は、本当にただひたすらボーッとするしかなくてー。

「が勝手な行動をとらないようにだよ。」

ニコリとハンジさんが教えてくれる。
それは、壁外調査に出る前からハンジさんからもモブリットさんからも口酸っぱく言われていた。
でも、こんな強硬手段に出るとは、想定外だ。
そんなにも信じられていないのだろうか。
今回の壁外調査なんて、行って帰ってくるだけのはずなのにー。

/ 1058ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp