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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第122章 ◇第百二十一話◇迷子の天使【女型の巨人編】


いつか、リヴァイ兵長の子供をー。
そんな夢を、見てもいいのだろうか。
そんなことを思っていると、リヴァイ兵長の指がおずおずとヨシュカの頬に触れた。
柔らかい頬に、ぷに、と指が沈む。

「柔らけぇ。」

リヴァイ兵長が、感動している。
それがなんだかとても愛おしくてー。
微笑ましい気持ちで、赤ちゃんに興味を持ち始めたリヴァイ兵長を見ていたのだけれどー。

「の胸を揉んでるみてぇだ。」

前言撤回だ。
無垢な赤ちゃんのほっぺに触れて、何を思い出してるのか。
目が合ったのが合図みたいに、リヴァイ兵長の手が私の胸に伸びてきたので、赤ちゃんがママの元に帰るまではお預けだと教えてやる。
なぜ、死ぬほど驚いた顔をしたのか、理解に苦しむ。

「クソ、どこのどいつのガキだ。」

リヴァイ兵長が苛立った様子で、父親への怒りを吐き出す。
動機は不純だけれど、これで本気で赤ちゃんの父親を捜す気になってくれるなら、有難い。
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