第116章 ◇第百十五話◇初めてひとつになれた【女型の巨人編】

私の独占欲で中断された情事が再開されてすぐ、止まっていた針を急いで動かすみたいに早急に、さっきまで胸を弄んでいた唇が腹へと滑って落ちていった。
シャツを脱いだだけのリヴァイ兵長と違って、私は最後に残った小さな布切れ一枚を残して身体のすべてを晒していて、それを恥ずかしがる余裕もないままに、這いまわる舌と手の動きに乱れていた。
まるで、私だけが欲にまみれているみたいで、リヴァイ兵長にももっとー。
そう思って、触れようとしたリヴァイ兵長の身体が、考えていたよりも下の方にいたことに気づく。
あ、と思ったときにはもう私は最後の一枚すら剥ぎ取られていてー。

「ひゃぁ、アンンッ…っ。」

恥部を舐め上げられて、一段と高い声が上がった。
自分でもちゃんと見たことのないソコを、リヴァイ兵長が見ている。触れている。舐めているー。
頭の先に駆け上がってきたそれが、恥ずかしさか、性欲か分からなかった。
でもー。

「ゃめ…っ、んっ！ゃめて、くださ…っ。汚ぃ、から…っ。」

急に綺麗好きなリヴァイ兵長を思い出して、恥ずかしさを通り越して、見られてはいけないという焦りになった。
両手を下に伸ばし、リヴァイ兵長の頭に触れる。
私の両脚の間にある秘密の場所に顔を埋めたまま、リヴァイ兵長が視線だけを上げた。
目が合って、カァァアッと顔が赤くなる。
どうしてそんな、色っぽい目でー。

「ぁん…っ。んっ。はん、んっ。」

恥ずかしいから、汚いからと抵抗の言葉を、息も絶え絶えで伝えても、リヴァイ兵長の舌の動きが止まることはなかった。
むしろ、まるで私が、もっともっとと求めたみたいに、私の一番感度の高いところを悪戯に責め続けた。
実際、顔を離してくれというつもりで伸ばした私の両手は、リヴァイ兵長の頭に添えられたままで、まるで私がソコに押し付けているみたいだった。