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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第116章 ◇第百十五話◇初めてひとつになれた【女型の巨人編】


せめてシャワーを浴びることだけは許してもらった私は、リヴァイ兵長の寝室に併設されているシャワールームの中にいた。
先にシャワーを浴びたリヴァイ兵長は、ベッドルームで待っている。
昨日の夜は、心の準備もさせてもらえないままで始まっていたけれど、今度は、そのためにシャワーを浴びているというのが余計に私を緊張させる。
何処に触れられるのだろうー。
期待と不安と、興奮が、石鹸を這わせる私の手をいつもよりも念入りにさせる。
シャワーを浴びて、石鹸を洗い流すと、露になる自分の身体を見下ろし、おかしなところはないかくまなくチェックする。
リヴァイ兵長どんな胸が好みだろう。
すごく小さいわけでもないけれど、大きくもない自分の胸に触れてみる。
触り心地を確かめてみようと思ったのだけれど、よく分からない。
調査兵団に入団してから、毎日のように訓練をしているおかげで、お肉のたるみはないと思うけれど、その代わり、筋肉と呼べるものも見当たらない。
訓練をサボってると思われたらどうしようー。
自分の身体を見れば見るほど、気になるところが出てくる。
こんな身体を、今からリヴァイ兵長に見られてしまう。
あの優しい手で、荒々しい手で、触れて、撫でてー。
想像するだけで疼いてきてしまう自分が恥ずかしくて、私は足早にシャワールームを出た。

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