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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第82章 ◇第八十一話◇目撃者【恋の行方編】


調査兵に協力者がいるー。
アルミンの目撃情報で、残念ながら最悪な現実が確定してしまった。
だが、それが男か女なのかも分からない状況で、怪しいと思う人物を捜索班から外すわけにもいかなかった。
とりあえずは、ハンジが頭をひねって早急に作成した班で、の捜索が行われることに決定した。
目撃者であるアルミンと、彼を連れてきたゲルガーとネスも参加したまま、会議は進められた。
爆弾犯の狙い、いや、証拠を全く残さない賢い黒幕の狙いは、おそらくを手に入れることだ。
を人質にとって、調査兵団を脅すというわけではないだろう。
だからきっと、何かヒントをくれることもないはずだ。
絶対に調査兵団に見つからない場所ー。
そこにがいる、とハンジは断定する。
だが、全く検討がつかないわけではないようだった。
自分の尻尾を掴まれることを恐れたのか、権力のある協力者ではなく、トカゲの尻尾を協力者にしたことで、行動可能範囲は絞られた。
ウォール・ローゼよりも内地には絶対に行けないだろう。
トロスト区内に入れば、調査兵団に袋のネズミにされることは明白だ。
となれば、兵士の格好をした男達は、ウォール・ローゼの中に留まっている可能性が高い。
人間が住む世界で今一番広大な敷地がウォール・ローゼだ。かなりの範囲ではあるが、そこからいくつか、ハンジが誘拐犯が使えそうな場所をピックアップし、班毎に捜索することが決定した。
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