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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第51章 ◇第五十話◇世界一幸せな部下【恋の行方編】


さっきの悲しいセリフが、リヴァイ兵長の本心なら、今の私の言葉は私の本心だ。
リヴァイ兵長が結婚したいと思うような人がこれから先現れるのなら、私は夜な夜な泣き暮らすくらいに羨ましいのだから。
でも、本心をさらけ出してしまった手前、いつまでもリヴァイ兵長の顔を見ているのは恥ずかしくて、それだけ言うと、逃げるように前を向いて歩いた。
リヴァイ兵長は何も答えなかったけれど、後ろを歩いている気配は感じる。
人類最強の兵士と謳われて、仲間からの人望も厚い。そんなリヴァイ兵長が抱える心の闇は一体、どんなものなのだろう。
でも、私はそれを知れるほどリヴァイ兵長と長い付き合いでもなければ、親しくもない。
だからやっぱり、私は私の本心を彼に伝えることしかできないのだ。

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