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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第33章 ◇第三十二話◇報告【調査兵団入団編】


「ただー。」

エルヴィン団長が、私とルルの方を見た。
嫌な予感がするー。

「隊列を崩し、勝手な行動をすることは褒められたことではない。
 今回はうまくいったが、それが次も続くとは限らない。」
「でも!」

言い返そうとした私の前にリヴァイ兵長の手が伸びてきて、制止される。
仕方なく口を噤んだ私を確認して、エルヴィン団長が続けた。

「確かに君達がいなければ、被害はさらに増えていたかもしれない。
 思うこともあるだろう。だが、調査兵団には未来に繋がる兵士が必要なのだ。
 君達は我々の希望だ、こんなところで失いたくはない。」

分かってくれー。
たくさんの苦悩を見てきても尚力強いその瞳に、否定の言葉は、もう出てこなかった。
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