第4章 a companion -仲間-
『リヴァイ……』
チラリとエレンたちを見た。私はリヴァイと一緒にいたい……リヴァイと暮らせるなら暮らしたい
でも……自分だけ安全な場所に居ていいの?私だけ守られてていいの?
『リヴァイ、ありがと……でも、大丈夫だよ?私は、エレンとミカサとアルミンと、皆でここで生きるから!』
と、首を左右に振ってリヴァイの誘いを断った。ラルは、それに、と続ける
『それに、リヴァイ…言ってくれたから。這ってでも生きろ!って!調査兵団に来いって!
だから、私、ここで生きるよ!ここで頑張るから!リヴァイに守られなくていいように強くなって、絶対調査兵団に入るから
だから、ね。リヴァイ…待ってて。そこで、待ってて……』
***
「うん。私は自分の意思でここにいるから。大丈夫!」
「そっか。」
「うん!」
私は大丈夫だよ。リヴァイ
リヴァイが居てくれるから。
それだけで、いいの……
それだけで、頑張れるから。