第4章 a companion -仲間-
リヴァイ、会いに来てくれたの?私に会いに来てくれたの?
リヴァイ…リヴァイ…リヴァイ!
「リヴァイ!!」
人混みを抜けたラルは、リヴァイの名前を叫んだ。
そこには確かにリヴァイの姿あり、久しぶりに見た姿にラルは自然と涙を浮かべる
「り、リヴァイ……」
確かに聞き覚えのあった声にリヴァイは声のした方に振り向く。
「…ラル…か……?」
最後に見た姿よりも背も少し伸び、髪も伸び、前よりも少し大人びたラルの姿にリヴァイは困惑するものの、
「り、リヴァイィィィ!!!」
確かにラルだと、自分の知っているラルだと確認するとリヴァイはラルに駆け寄り、優しく抱き締める
「……ラル」
よかった、無事で。と、心からホッとするリヴァイに、久しぶりにリヴァイの温もりを感じたラルは、ポロポロと涙をこぼし、リヴァイの服を濡らしていった