第4章 a companion -仲間-
ザワザワと外が騒がしくなった
「なんだろう?騒がしくなったね。」
いち早く反応したのはアルミンだった
「外に出てみる?」
そう提案した私は皆と外に出ることになった
外に出ると何故か大人たちが輪を作っていた。その真ん中には誰かがいるみたいだけど……
「見えないね」
そう、私たちの背では真ん中に誰がいるのか見えなかったのだ
すると、微かに聞こえてきたのは、『人類最強』という言葉だった
「・・・え?」
今、人類最強って言った?人類最強って言ったらリヴァイしか思いつかないんだけど……
まさか……
と思ったラルは走ってその輪の中に入ろうとする
屈んで、人と人の間を器用に抜けていくラル
「ラル?」 「行こうぜ!」
エレン、アルミン、ミカサの3人もラルの後をついて行った