第4章 a companion -仲間-
「ミカサ?!」
うわぁ、エレンをおもいっきり殴っちゃったよ……
「アルミンが弱虫なら、エレンと私も同じ。私たちは巨人から逃げるのも、町から逃げるのも何一つ自分でやっていない。今日食べるものさえ助けてもらった。
そんな力のない人間があの巨人を1匹だって倒せるわけない。大切なのは生き延びること。おばさんが言ってた通り……。」
そしてミカサはエレンの口にパンを突っ込んだ
「食べて。ちゃんと生き残るの。エレンを飢え死になんかさせない!」
生き延びる……か。私のお母さんも同じこと言ってたな……
━━生きて
「エレン、ちゃんと食べて生きよう。生きてなきゃ、巨人なんて倒せないからね?
みんなで、一緒に頑張ろう。」
コクンとエレンが頷いた気がした
すると、外がザワザワと一段と騒がしくなった