第2章 reopen -再開-
すると、ラルが伏せていた顔をガバッと上げ、リヴァイを見てこう言った
「お、お手紙!お手紙書くね!!」
「あ?手紙?」
「うん!手紙!!毎日書くよ!絶対に毎日書くから!だから、だからね。リヴァイ……」
両手をギュッとグーにしているラルを見た。リヴァイはわかっていた。
これが、空(から)元気だということを。
「あぁ。」
そんなラルにリヴァイは一言そう返事をして、ラルの頭を撫でた
そうしているうちにラルの目からポロポロと涙が溢れていた
「だからね。リヴァイ……死なないでね。」
「あぁ。俺は簡単には死なねぇよ。」
死なないで。それがラルの一番言いたかったことだろう。
頭を撫でてくれるリヴァイの手が暖かくて、気持ちよくて、なんだかホッとして、安心する。
できれば、ずっと撫でてほしい。そう思えるくらいに……。
リヴァイは死なないよね。そう信じてるよ。また私の頭を撫でてくれる?
「ヘヘッ」
「何笑ってんだ?気持ちわりぃな。」