第2章 reopen -再開-
「ねー、なんの話をしてたの?」
やっと話が終わったようで、ラルはリヴァイに尋ねた。
「……」
何も答えないリヴァイにエルヴィンが代わりに答えた
「リヴァイも調査兵団に入るっていう話さ。」
そのエルヴィンの言葉にラルは固まる
「えっ、リヴァイ……調査兵団に入るの……?」
リヴァイはチラリとラルを見れば、ラルは心配そうに眉を下げリヴァイを見ていた
「……あぁ。」
そう返事をすれば、そっか……とラルはあきらかに落ち込む。うつむき、足元に転がっている石をポーンと蹴る
そんなラルを見たエルヴィンはフッと微かに笑った
リヴァイと違って分かりやすすぎるラルに笑ったのだろう。
「じゃぁ、もう、会えなくなるの?」
寂しそうに、悲しそうに言うラル。
調査兵団に入ればいろいろと忙しくなる。立体起動の訓練や乗馬の練習やらで、なかなか会えなくなることをラルは知っていたからの言葉だろう
「めったには会えねぇな。」
リヴァイはそう答えた。今でも頻繁に会いに来てる訳でもないが……と心の中で思ったが、口には出さないリヴァイ