• テキストサイズ

進撃の巨人ーanother storyー

第2章 reopen -再開-


「おい、エルヴィン。」


リヴァイにそう声をかけられてハッと我に返る。


「エルヴィン、お前がどんなに手を回しても、あいつは…ラルはどんな手を使ってでも調査兵団に入ろうとする……。だから、この取引は不成立だ。」


「っ!!」


リヴァイの言葉に一瞬取り乱すエルヴィン


そう来たか。リヴァイ……。リヴァイの方が1枚上手(うわて)だったと言うことか……


だが、リヴァイは絶対に戦力になる。どうしたら入ってくれるだろうか……?


と、困り果て、考え込んでいるとき、リヴァイが言った


「だが、あいつが入ったところで足手まといになるだけだ。巨人の飯になるだけだろう……

調査兵団に入ることは癪だが、入ってやるよ。調査兵団に……」


まさかの言葉だった。いや、あの子に惚れているからこその言葉だろうな……リヴァイ


あんなに嫌がっていた調査兵団に入ろうとするとは……リヴァイ、君がそこまでするのはあの子の為か。

まさか、そこまであの子に惚れ込んでいるとは思ってもいなかったよ。リヴァイ……。


ラル・フローレン……か……。リヴァイをここまでさせるとは、君に少し興味が湧いてきたよ。ラル……


だが、今はラルのお陰で助かったが、後々どうなるだろうか。リヴァイはラルのためなら死ねるだろうからね。


「これからよろしく頼む。リヴァイ。」



こうしてリヴァイは調査兵団に入団したのでした。






/ 62ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp