第2章 reopen -再開-
そのラルの言葉に動揺したリヴァイ。当たり前だ。調査兵団に入れば、いつ死ぬかもわからない
そんなところにラルを入らせるわけにはいかない
そんなリヴァイの様子を見て、エルヴィンに、ピコーンと豆電球に光がついた
「そうか。ラル、私は君の調査兵団入団を歓迎するよ。」
と、言いながらラルに手を差し出す。そのエルヴィンの手にラルの手を重ねて握手をする
その様子を見ていたリヴァイがチッと舌打ちをする
「ラル、調査兵団には入るな」
リヴァイはラルに死んでほしくない。できればこれから先も一緒にいたいと思ってしまうほどに……
だから調査兵団に入ってほしくなかった
でも、リヴァイの言葉でラルが引き下がるわけもなく、ラルはリヴァイに対抗する
「やだ!私、壁の外を見てみたいの!」
それだけの気持ちで壁外に出ても、巨人に喰われてお仕舞いだ。
「お前が入ったところで、足手まといだ!」
そう言われても、ラルは、でも!と続ける
暫くしても言い争いが続いたため、エルヴィンが2人を止めた
そして、こう言った
そのエルヴィンの言葉に、リヴァイは眉間に皺を寄せて、睨み付ける
「ならば、リヴァイ、私と取引をしないか?」
「取引……だと?」