第2章 reopen -再開-
「いや、でも知らなかったね。リヴァイにこんな可愛らしい知り合いがいたなんて」
よくそんな嘘がつけるもんだ。この間の一連をしっかりと見ていたくせに、という思いでリヴァイはチッと舌打ちをして、さっさと用件を話すよう言う
「用件はなんだ。」
リヴァイが睨み付けながらそう言えば、エルヴィンもリヴァイに目を合わせ、言った
「前から言ってる通り、リヴァイに調査兵団に入ってもらいたい」
何度もエルヴィンはリヴァイの元を訪ねては、調査兵団に入ってもらえるよう説得している
リヴァイは地下街でも名の知れたゴロツキだ。その事を知ったエルヴィンがリヴァイを勧誘しているのだが、その都度リヴァイは
「入るつもりねぇ」
と、即答しているのだ
なんとしてでも入ってもらいたいエルヴィンは色々説得を試みたが、敢えなく玉砕しているのだった