第2章 reopen -再開-
しばらくしてラルはリヴァイから離れて言った
「もぅ!何で早く会いに来てくれなかったの?」
「うるせぇ。別にいいだろ。」
「よくないもん!会いたかったもん」
ったく、こいつは……計算してそんなこと言ってんのか、無意識に言ってんのか。
リヴァイは、今日ラルを訪ねる前からずっとここに来ていた。でも、そのまま振り返り帰っていっていたのだ
ラルは怪我のせいと思ったのか、怪我の具合をリヴァイに尋ねたが、怪我はとうの昔に完治していてもう心配する必要はないことをラルに伝えたリヴァイ
「じゃぁ!なにして遊ぶ?」
さっきまでとは打って変わってラルはニコニコ笑ってリヴァイの手を握り、遊ぶよう施す
「何でもいい」
素っ気なく答えるあたり変わらないリヴァイにラルは更に笑顔になり、じゃぁ泥団子作ろ!と、言えば
「ダメだ。汚れるだろう」
と、即答され、撃沈したのだった